ドイツレクイエムもうすぐ本番(2018/02/14)vol71

投稿者: HCメンバー

いよいよあと数回の練習で3月10日のドイツレクイエム本番を迎えることとなりました。

ブラームスと聞くと、まず思い浮かぶのは4つのシンフォニーです。いずれの曲もかなり難しく、苦労した覚えがあります。

団員の中にはドイツレクイエムを演奏する機会を待ち焦がれていた方もいらっしゃったようですが、この曲について私はあまり知識もなく、楽譜を手にした時の最初の印象は「うわぁ、フラットがいっぱい!」でした(2曲目の前半)。これは私の先入観かもしれませんが、フラットの多い曲は音程がとりにくく、上滑りしがちで弾きにくい!という印象があります。ですから、正しい音程をしっかり耳に記憶させて、指使いについてもいろいろと試みたりもしました。

さて、練習も回を重ねると次第に他の弦パート、大勢の管パートにも耳を傾けることができるようになり、音の重なり、拡がり、そして曲の全体像が少しずつ理解できるようになりました。前回は合唱、ソリストとの合同練習でしたが、改めてこの曲の繊細な面とスケールの大きさを感じました。

1868年、ブラームスが35歳の時(ちょうど今から150年前で、あの「西郷どん」が活躍していた時期なのですね!)に完成させたと伝えられるドイツレクイエム・・・「合唱と管弦楽の傑作」と称されるこの曲に巡り会えたことを嬉しく思い、本番当日は心を込めて演奏して、皆様と感動を分かち合いたいと願っています。

kz53

ドイツ・レクイエム(2018/2/9)vol70

投稿者: HCメンバー

もう何十年もクラシック音楽を聴き続けているが、まったく馴染みのない(知らない)曲というのも未だに少なくない。シンフォニーだけに限定しても、

○シューベルト、メンデルスゾーン(1、2番/CDは一応持っている)

○ブルックナー(1~3、5、6、8番)

○マーラー(2、8番)

○プロコフィエフ(2~7番)

○ショスタコーヴィチ(1~4、6~15番)

などはまったく知らないしCDも持っていない。

そしてオペラとなると、知っていると言える曲はモーツァルトの5つのオペラ、ワーグナーの一部、あとは「こうもり」、「ばらの騎士」、「メリー・ウィドウ」、「トスカ」くらい(CDを持っているオペラは他に結構あるのだが「知っている」とは言えない)。

趣味の音楽鑑賞であれば、自分の好きな曲だけ聴いていれば良いのだが、オケに入っていると、知らない曲も演奏することになる。知らない曲を演奏するということはそれなりの勉強が必要になる訳で、昨年も「道化師」と「カヴァレリア・ルスティカーナ」を新たに勉強したばかり。

そしてブラームス:ドイツ・レクイエム。

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(この曲も実はよく知らない)同様、宗教曲としてはかなり有名な曲と言われている(ブラームスの最高傑作と言う人もおり、カラヤンは映像2回を含む計7回の録音を残している)が、これまでまったく聴く機会がなかった。

そして、スコアと初CD(カラヤン=ベルリン・フィルEMI/1976)を買ったのが昨年春頃、上記オペラが終わったのが7月末だったので、あまり時間が取れなかったことも事実だが、年末テレビでやっていたブロムシュテット=ゲヴァントハウスの演奏は、「ある程度知っている」曲として聴くことができた。

とはいえ、オペラとは異なり きちんと数えてさえいれば落ちることはないので、曲を「覚える」レベルまでには達していない。本番までもうあとわずかとなったので、あらためて歌詞や合唱との関係をチェックしておきたいと思っている。(ドイツ・レクイエム初心者)

 

Let It Go (Disney’s “Frozen”) Vivaldi’s Winter – The Piano Guys(2018/02/04)vol69

投稿者: HCメンバー

こんにちは。

先日、東京は4年ぶりの大雪でしたね。
立春をむかえ暦の上で春になったとはいえ、まだまだ
厳しい寒さが続きそうです。

そこで、というわけではありませんが、
冬が楽しくなりそうな映像と音楽はいかがでしょう
か?


「アナと雪の女王」テーマ曲『Let it go』、
ヴィヴァルディ「四季」より冬、のモチーフもでてき
ます。
出だしもそうなのかな。

まっ白な世界の中、白いピアノ・白いチェロで
微笑みを浮かべながら気持ち良さそうに演奏している
のは The Piano Guys

ビデオ撮影: ポール·アンダーソン
ピアニスト: ジョン·シュミット
チェリスト: スティーブン·シャープ·ネルソン
音楽プロデューサー: アル·ファン·デル·ビーク
という4人で構成されるユニットです。

YouTube への投稿から人気がでてSONYと契約してCDデ
ビューしたそう。
この人たち、ブライスキャニオン国立公園(アメリ
カ)の崖の上で演奏したり、映像も凝ってます。

ではみなさま、暖かくしてお過ごし下さいね。(M.F)

 

ドイツレクイエム練習報告(2018/01/29)vol68

投稿者: HCメンバー

ブラームスのドイツレクイエムの練習を数回重ね、ようやく輪郭が見えてきました。各パートの音は複雑に入り交り、統一感を出すにはとても難しい曲です。響きがぴったりとはまった時、なるほどなと思ったりして勉強になります。

いつもよりオーケストラの規模が大きいため、迫力が感じられます。

昨日、始めて合唱と合わせることとなり、どのようなハーモニーを作り出せるかととても楽しみにしていました。

やはり歌を聴きながら弾く時、テンポの拠り所をつかみやすくなり、曲の完成に一歩近づいたような気がします。

右近先生から言われたようにオーケストラはあくまで歌唱のサポートという立場で肝に銘じて演奏中、なるべく歌をしっかりと聴きたいと思っています。 (H.E)

ドイツレクイエム練習報告(2018/01/20)vol67

投稿者: HCメンバー

右近先生海外出張中のため、2週続けて代わりの先生にご指導いただきました。

1/13の弦練では、2小節くらいごとに止めては指示をいただき、何度も繰り返し練習しました。その中でp、pp、f、ff等をきちんと弾き分けること(特にfで大きくしすぎない)、デクレッシェンドをきちんとやること、など日頃、再三注意されていることのほかに、全体の和音の中で自分がどの音を分担しているのか、バランス、音程、音色などについて「次に来る和音を想像してから音を出して」、とか「体の中にいったん周りの音をいれて」、とか「テンポはあっているけど音色や弾き方がばらばらだからあっている感じがしない」、など様々な表現で御指示をいただきました。そのような中で他パートの音がだんだん良く聞こえるようになり、ブラームスらしいやわらかな音色の世界が少し見えたような気がしました。演奏というのは一時も気を抜くことができず本当に神経を使って集中しないといけないのだと思い疲れましたが、心地よい疲れでもありました。また、あるか所の3連符の最後の音の弓のスピードを少し遅くすることでブラームスのためらいみたいなものが表現できるという指示ではまさに実感することができ、大変興味深く感じました。

1/20の練習は、全体練で人数が大幅に増え、人数に対し部屋が狭かったこともあり、音があふれかえっている感じがしました。人数が入るか入らないかだけでなく、練習場所はある程度余裕のある広さが必要だと思ったことでした。

また、テンポが少し速かったのか元気いっぱいの運動会みたいな演奏になってしまった気がします。本番までにはブラームスらしいベールが一枚かかったような大人の音色の世界を表現できたらいいなと思います。(や)

 

いつかやってみたい曲(2018/01/03)vol66

投稿者: HCメンバー

 

いつか、やれたらいいな。

いつか、そのうち、いつか、やってみたい。

いつか、きっと、いつか、やれるとおもっていたんだけどな。

いつか、ほんとうは、いつか、やってみたかった。

 

そうやって、年月の流れのなかで、なかばあきらめていた曲がいくつかあります。

編成が大きすぎるとか、特殊楽器がたくさん必要だとか、極端に難しいとか、一部の楽器の出番が極端に少ないとか、理由はいろいろで、しかしアマチュアのオーケストラにとってはどれも大きい障壁となる条件です。

ドイツ・レクイエムもそんな曲のひとつでした。だってね、1楽章でヴァイオリンの出番がない! もうそれだけで、選曲会議とかでは真っ先に削除されてしまったりするんです。もちろん、どのパートもかなり難しいし。さまになりにくいし。スコアを眺めながら、ほんとうにあきらめていました。

 

「すごい! ドイツ・レクイエムが巡って来た!」

この曲をやることになったと聞いたとき、喜びより感謝のほうが大きくて、数日間、まわりのいろんな人に感謝しまくっていました。すっかり古ぼけたスコアを、新しく買い直して、さあて練習が始まりました。

 

思い出したり、新しく学んだりすることがたくさんあって、いまのところ、学生のときみたいな気分で練習しています。そう、アフタクトを大事にするとか、細かい音符を歌うとか、音を育てて跳躍するとか、かえって新鮮に感じて、毎回の練習がとても楽しい。ただ、ちょっと土曜日の朝に、高音のppが頻発するので、目が白黒しちゃいますけど。

これから2ヵ月半、たくさん勉強して、たくさん楽しんで、本番に臨みたいと思います。(zakkiya)

 

2017練習納め(2017/12/29)vol65

投稿者: HCメンバー

12月27日の合唱団の練習を持ちまして、18世紀音楽研究会ハイドン コレギウムの2017の活動は終了しました。
合唱団は3月10日に向け練習中のドイツ・レクイエムをピアノ伴奏で通しました。
70分弱くらいでしょうか。タフで難しい曲ですね。
オケのほうはまだ通し稽古をしておりません。
そろそろやらないといけないですかね。
今年は幸い????なことに年末年始が短いので、年明けたらすぐに練習です。
そのことに幸福を感じつつ、、、

皆さま、
良いお年をお迎えください。

右近

ドイツレクイエムその2(2017/12/26)vol64

投稿者: HCメンバー

ドイツ・レクイエムは、通常のレクイエムがラテン語の祈祷文に従って作曲されるのとは異なり、ブラームス自身が選んだ旧約聖書と新約聖書のドイツ語章句が歌詞として使用されています。カトリックではなくルター派信徒だったブラームスは、1857年から10年をかけ35歳(若い!)の時にドイツ・レクイエムを完成させています。そして、ドイツ・レクイエムは演奏会用作品として作曲され、典礼音楽として使うことは考えられていないのだそうです。

ドイツ・レクイエムのことを何も知らないで聴いたり練習したりしていたので、これではいけないと思い少し調べてみましたが、ドイツ語の歌詞は勿論のこと、その日本語訳でも難しくてよく分かりません。聖書の知識が乏しいことが主な原因だと思われますが・・・。

歌詞全部ではなくても、表題だけでも何かの足しになるでしょうか?

第1曲「幸いなるかな、悲しみを抱くものは」

第2曲「人はみな、草のごとく」

第3曲「主よ、知らしめたまえ」

第4曲「いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ」

第5曲「汝らも今は憂いあり」

第6曲「われらここには、とこしえの地なくして」

第7曲「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」

(ウィキペディアより)

歌詞の全訳はウィキペディアの「ドイツ・レクイエム」の項目に載っています。  (A.M)

ドイツレクイエムの練習が始まりました(2017/12/10)vol63

投稿者: HCメンバー

今年はルターの宗教改革500周年です。

ドイツレクイエムはルターが訳した聖書から選んだ章句で構成されているそうです。

ルターがドイツのヴァルトブルグ城で新約聖書をドイツ語に翻訳した部屋は現在も残っています。

今でもラテン語で聖書を読むことは聖職者でも大変だそうなので、一般庶民が読めるようにしたことはすごいことです。

 

ヴァルトブルグ城には、歌劇「タンホイザー」の歌合戦にも出てくる大広間もあり、みなさんにも是非訪れてほしい場所です。

 

このようなことを思いながら、ドイツレクイエムの今後の練習を楽しみにしています。(A.U)

秋色深まる季節に(2017/11/12)vol62

投稿者: HCメンバー

 久しぶりにヘンデルの水上の音楽を聴きました。テムズ河上で舟遊びの際に演奏されている様子が目に浮かびました。休日爽やかな天気の中です。いま、秋色深まる季節で紅葉も徐々に増えています。この季節にふさわしい音楽でした。

昨日ハイドンコレギムの演奏会終わったばかりです。ミサ曲のパート譜は40ページにも及ぶ長い曲で練習は大変でした。聴きに来てくれた友たちから感動したと聞いてやり甲斐があったと思います。

これから来年3月に向けまた難しい曲の練習が控えていますが、緊張の連続があるからこそ、充実の日々が得られると思い、頑張っていきたいと決意を新たにしました。(H.E)

もうすぐ本番その3~ハイドン 聖チェチーリアのミサ~(2017/11/09)vol61

投稿者: HCメンバー

いよいよ今週末第14回演奏会本番です。

演奏会の後半はシンガーズとのコラボ。ハイドンの聖チェチーリアのミサです。

とてもきれいな曲なのですが、とにかく長い。

練習が始まった頃、家で楽譜片手に曲を聴き始めるのですが、アルファ波が大量に出るのか、猛烈に眠くなりどうしても最後まで聴くことができませんでした。

何度やっても大体17曲中8曲目くらいまでが限界なので、やむなく何度目かからは9曲目から聴き始めることとし、ようやく最後までたどりつくことができた次第。

おそらく初めて聞く方が多いであろう皆様はいかがでしょうか。ぜひ最後まで聴ききって(!)いただければと思います。

一方、弾く側とすると、この1時間を超える曲でありながら、ほとんどの曲を続けて演奏する形となっているため、休憩する間もなく楽器をずっと構えて弾き続けなければなりません。通しの練習が増えてくるにつれ、実に拷問のように辛い曲だということがわかってきました。

さて、当日は我々の気力・体力と皆様の忍耐力との闘いかもしれません。どのような結果になるのやら。。。。。(や)

もうすぐ本番その2”ハイドン交響曲38番「こだま」” (2017/11/04)vol60

投稿者: HCメンバー

今回演奏するハイドンのシンフォニーは38番「こだま」と48番「マリア・テレジア」の2曲ですが、ハイドンが作曲したシンフォニーにはこのように副題のついている曲が多く、過去にも私たちは、「朝」、「昼」、「晩」、「ホルン信号」「哲学者」「告別」等々、副題の付いた楽曲を手掛けて来ました。

今回の「こだま」は2楽章でセカンドヴァイオリンが、ファーストヴァイオリンの後をなぞってエコーを聞かせるというところから この副題が付いたようです。

聴かせどころはこの2楽章だけではなく、続く3楽章のオーボエソロと、4楽章にも時々顔を出すオーボエの存在なので、本番にいらした方は是非お聞き逃しなく!

面白い名前の付いたシンフォニーでは、82番の「熊」、83番の「雌鶏」などもあり、55番の「校長先生」は近々演奏する機会もあるのではないかと期待しております。

104番の「ロンドン」まで続けて演奏出来れば最高ですね!!  (TNMT)

もうすぐ本番(2017/11/01)vol59

投稿者: HCメンバー

もうすぐ本番です。

 

ハ長調ばかりのプログラム、

ホルンの高音、

オーボエの莫大なソロ、

そして長大なミサ。

3曲しかありませんが、演奏時間は2時間を超えるかもしれません。

しかし若きハイドンの覇気、そして野心があっという間に最後まで連れて行ってくれることでしょう。

 

プレイヤーズにとっても、

シンガーズにとっても、

私にとっても、

久しぶりに大チャレンジな演奏会。

 

手に汗握る2時間!

是非11月11日は、豊洲シビックセンターで僕と握手!

 

右近

 

ハイドンらしさを求めて(2017/10/20)vol58

投稿者: HCメンバー

いよいよ11月の定演が近づき、交響曲とミサ曲の練習がそれぞれ1回と、GPを残すのみとなりました。

交響曲の練習も仕上げの段階に入っていますが、指揮者の先生から度々注意を受けることの一つが「音の長さ、しまい方」です。四分音符、二分音符など「長すぎる!」「もっと短く!」と・・・。

それで、私たちは楽譜に書いてある四分音符にヒゲを加えて八分音符に変えたり、二分音符は塗りつぶし、付点を加え、さらには八分休符を付け加えて・・・などなど、音符を長く弾かないように注意をすることになります

 

音符を長く弾かないためには、ある程度のスピードをもって最初の音を弾いたらすっと抜く・・・というテクニックが必要になりますが、この「すっと抜く」という奏法が、ハイドンの音楽を作っていくうえでとても重要なポイントの一つではないかと私は思っています。とは言うものの、長すぎてもいけないし、短かすぎてもいけないし、なかなか難しいですが、「ハイドンらしさ」を求めていくには欠かせない要素の一つのように思います。

あと練習も数回ですが、少しでも良い仕上がりとなるように、楽譜を読み込んで練習に臨んで、本番を迎えたいと思っています。(kz53)

「マリア・テレジア」の楽器編成について~マリア・テレジアその2~(2017/10/16)vol57

投稿者: HCメンバー

「マリア・テレジア」という呼び名は、皇妃マリア・テレジアが1773年にエステルハージ家を訪問したときにこの曲が演奏されたことに由来する。以前はその頃作曲されたと考えられていたが、ヨゼフ・エルスラーによる1769年の日付を持つ筆写譜の発見により、作曲時期は1769年とされている。

この曲の編成について、上記筆写譜(パート譜)にはトランペットやティンパニは存在せず、Henleの新全集(今回演奏する版)においてもそれに準じたスコアとなっている。

そして、トランペットとティンパニが加えられた筆写譜も別に数点存在するとのことだが、ハイドンの手によるものかどうかは明らかではないらしい。

IMSLPを見ると、下記の2種類のスコアが掲出されている(以下、ホルンはすべてC管アルト)。

ドブリンガー版:同一楽譜に「ホルン2、トランペット2」と併記、ティンパニ

オイレンブルク版:ホルン2、トランぺット2、ティンパニ

 

ということで、とりあえず家にあった6種類の音源を聴いてみた。

 

  • ゴバーマン=ウィーン国立歌劇場O(SONY/1960~62)

録音はステレオだが良好とは言えず、弦も荒れることがある。スマートとは言えないがある意味で味わい深い演奏。編成はホルンとティンパニ。ホルンの突出した聴こえ方/巧さ(冒頭、メヌエットなど)は特筆すべきもので、時代的にベルガーが吹いているのかも知れない。

 

  • デレク・ソロモンス=レストロ・アルモニコ(SONY/1983)

ホグウッド以前の古楽器による団体で、Vn6、Vla、Vc、Cb各1という小編成。解説書には、A=430、ランドン校訂版使用と書かれている(編成はホルンとティンパニ)。テンポも速めで生き生きと引き締まった演奏を聴かせる。なお、メンバー表にはアンソニー・ハルステッド、マイケル・レアードなどの名前も見られる。

 

  • ホグウッド=ジ・アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(L’OISEAU-LYRE/1992.6,7)

これはトランペット、ティンパニなしのオリジナル編成。尖鋭さよりも中庸で優しさを感じる演奏。終楽章も速すぎることなく、ていねいに音楽を紡いでいく。ホルンはおそらくここでもハルステッドが吹いているのではと想像される。

 

  • アダム・フィッシャー=オーストロ・ハンガリアン・ハイドンO(Nimbus/1995.6)

第1,3,4楽章ではトランペットが主に聴こえるのでホルンは入っていないのかも。ティンパニあり。

メヌエット後半あたりからヴァイオリンをソロで弾かせたりするのは、この団体でよく聴かれるが、加えて今回は終楽章でもソロ・ヴァイオリンがコンチェルトのような効果をあげていておもしろい。演奏はいつもながら水準以上で美しいが、せっかくオケメンバーにWPh団員がいるのだからホルン版を聴きたかった。

 

  • ブリュッヘン=エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団(DECCA/1995)

編成はホルンとティンパニ。ホグウッドに比べ、シンフォニックで、このオケにしては(?)おとなしく、品格のある演奏となっている。ランドン版かとも思ったが、第一楽章45小節のフレーズをスラーなしにしていたりする。

 

  • デニス・ラッセル・ディヴィス=シュトゥットガルト室内O(SONY/1995~2006)

編成はトランペットとティンパニ(バッソ・ホルンも加わっているとの指摘もある)。

チェンバロも加わった現代楽器の小編成オケの演奏/全集で、技術的に劣るという訳でもないのだが、(全集に含まれる他の曲を聴いても)個人的にはいつも今一つピンとこない演奏が少なくない。

そしてこの演奏で最も驚いたのは編集ミス。編集の継ぎ目が分かるのは仕方ないとしても、あるはずのない箇所に余計な音符が入っていては困る。

具体的には、開始直後、第一楽章2小節目に135小節(再現部)が埋め込まれている。冒頭2小節目の低弦は何も弾かないのに、再現部では三拍半から入るため発覚したのだが、おそらく本番の冒頭で金管がミスったため、再現部のテイクと差し替えたのだろう。スコアを見ていなければ気がつかないとは思うが、何とも安直な制作姿勢には呆れる・・・。なお、繰り返した2回目の4小節目にも再現部のテイクが入っている。

 

 

なお、私は未聴だが、他にも下記のような編成による演奏があるようである。

○オリジナル編成(ホルンのみでトランペット&ティンパニなし)

マリナー=アカデミー室内O

グッドマン=ハノーヴァー・バンド

オルフェウス室内O など

○「ホルン+ティンパニ」の編成

ドラティ=フィルハーモニア・フンガリカ

ピノック=イングリッシュ・コンサート など

○「ホルン+トランペット+ティンパニ」の編成

バレンボイム=イギリス室内O

ファイ=ハイデルベルク交響楽団 など

(ホルン好きなファゴット吹き)

「高い」ホルン~マリア・テレジアその1~(2017/9/18)vol56

投稿者: HCメンバー

次回の演奏会で演奏する交響曲第48番ハ長調「マリア・テレジア」のスコアには「2 Corni in C alto」という指定があります(*1)。これは、「2本のホルン(C管アルト)」という意味を表します。

ではまず「C」。ハイドンの時代、金管楽器はまだ自然倍音のみのいわゆる無弁楽器であり、曲の調性によって奏者は楽器を持ち替える(または管を差し替える)必要がありました(ハ調の場合はC管の楽器というように)。

次に「アルト」。イタリア語で「アルト」は「高い」、「バッソ」は「低い」の意味です(*2)。

ハイドンの時代、ホルンのC管およびB管には、それぞれ「高い/低い」の二種類の楽器(同じ音符を吹いてもオクターヴの差がある)が存在していました(*3)。従って、ここでの指定は「高いC」のホルン、ということになります。

そして、この「高いC管」が指定されている(超高域パッセージが頻発する)故に、「マリア・テレジア」という曲は、ホルン奏者にとって おそらく最も難易度の高い曲の一つになっていると思われます(*4)。ホルンの高音域が出てくる曲として有名な、ベートーヴェン:交響曲第7番/第1・4楽章やモーツァルト:交響曲第29番/終楽章の最高音が実音Eであるのに対し、この曲では冒頭のファンファーレ始め、メヌエット、終楽章ではその上のGまで、さらに第一楽章最後ではAまで出てきます。

それらの音をちゃんと出すのはいかに大変なことであるか、ということをきちんと(イメージとして)理解した上で、周りの人間としては静かに声援を送りたいと思っています。(ホルン好きなファゴット吹き)

 

*****

*1)alto/basso を作曲家が明示しない時もあるので問題になるのですが、この曲の場合、1769年の日付を持つヨゼフ・エルスラーによる筆写譜には、はっきりaltoと書かれているそうです。

*2)声楽における「アルト」の成り立ちが、テノールとソプラノを響きの上で補うために、テノール声部の上(高い)に対置する声部として「アルト」が置かれた という経緯によります(下に置かれたのが「バッソ」)。

*3)「アルト」管および「バッソ」管の二種類の楽器が存在するのは、原則としてこの二つの調(B/変ロ調、C/ハ調)の場合に限られます(ただし大まかに言って、B管の場合はアルト、C管の場合はバッソが多い)。A管バッソやD管アルトというのは原則ありません(一部の例外として、モーツァルト:交響曲第19番変ホ長調K132にEs管アルトという指定あり)。

*4)以下のような記述がある「マリア・テレジア」の曲目解説もあります。

the work requires precise strings, excellent wind and especially risk-taking Hornist

ハイドンコレギウムへようこそその4(2017/9/6)vol55

投稿者: HCメンバー

五月に入団させて頂きましたのに遅ればせながらの自己紹介申し訳ありません。

ジュニアオケの時代からスタートしたアマチュアバイオリン人生も何となく限界を感じはじめましてそろそろ少しずつ火を消そうかな、と考えてた矢先に本当に偶然にこのオーケストラの存在を知りました。願ってもなかなか叶えられなかったオラトリオが演奏できる、との情報に気持ちが勇んでしまいました。練習開始の朝は早いし練習場所までは遠いし、等々心配もありましたが、兎に角頑張れるまでお仲間に入れて頂きたく宜しくお願い致します。ハイドンの曲に関しては演奏経験はほとんどなく何も知らないままの入団でしたが、これ又驚きの初体験です。右近先生の指揮棒の先から生まれでるハイドンの曲はとても優雅でビビッドそしてスマート、ちょっと速くて右手が混乱する時も有りますが、上手く弾けた時は全身の細胞が若返るのではないか、と思える程楽しくなってしまいます。。今更ながらハイドンの曲の楽しさに出会えた事嬉しく思います。

過ごしてきた長い人生の傍らにいつも練習嫌いなバイオリンがあり、でもそのお陰で沢山の出会い、素敵な体験もありました。右近先生そして皆様との出会いを感謝しております。(NM)

いつかやりたい曲(2017/8/26)Vol54

投稿者: HCメンバー

昨年スウェーデンのモーツァルトと称されるJ.MクラウスのSymphony を演奏し斬新な気持ちに浸る事ができました。

同様に18世紀はわがF.J.haydn以外にも逸品が山程あります。その中で特にやりたい曲を4曲上げましたので将来機会に恵まれる事を夢に見つつご紹介します。

 

GBサンマルティーニ (1700~1775) の交響曲 ニ長調JC11

正に18世紀元年に生まれた作曲家です。古典派交響曲の開祖とも称され多くの作品があります。共に有名な兄のジュゼッペの曲は正にバロックですが、彼の曲は肌色が違い正に古典です。この曲はポテトチップの様に味わい始めると、止めれなくなる感があります。2楽章はピリオド奏法が実によく生えます。

F・Jゴセック(1734~1829) の交響曲 ニ長調

 ゴセックのガヴォットでお馴染みですが、交響曲を30曲近く書いています。この曲は冒頭穏やかな序奏で始まると思いきや突然激しいパッセージへと移行します。この曲もサンマルティーニと同様、終始一貫してノンビブラートの音色での響きがたまりません。

 

C・F・アーベル (1723~1787) のフルート協奏曲 OP6

ドイツ生まれ作曲家兼ヴィオラダガンバ奏者でまたHaydnの作品をイギリスで初めて演奏した人であり、クリスチャンバッハと長らくコラボでコンサートをしていました。この曲を聴くと頭の疲労が一気に抜ける爽快感があります。

 

 

JMルクレール(1697~1764) の フルート協奏曲 OP7-3

フランス生まれ、バロック好きな人は一度は聞いた事のある曲だと思います。軽快なリズム感でテンションも上がります。

(ekusu)

 

ハイドンコレギウムへようこそ!その3(2017/8/6)vol53

投稿者: HCメンバー

なぜ入団したのか。理由はいくつかある。

ハイドンという未知の領域に挑戦したい。初心に返ってオーボエを勉強したい。新鮮な気持ちで演奏したい。

 

生まれてからハイドンと触れる機会はほとんどなかった。

小学生の時に聴いた驚愕という曲が面白かった。演奏では軍隊、ロンドン、時計をやったくらいだ。

 

世の中素晴らしい曲がたくさんあるのに、知らないで人生を終わるのも残念なことである。

ハイドンコレギウムに巡り合えたのも何かの縁、古き良き時代に思いを馳せ、音楽ができる喜びや幸せを表現できたらと思う。

(自分の演奏レベルとして)現実は厳しいが、土曜日の朝、すがすがしい気持ちでアンサンブルを楽しめるように頑張りたい。

毎回試行錯誤でご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。(A.U)

 

ハイドンコレギウムにようこそ!その2(2017/07/28)vol52

投稿者: HCメンバー

皆さま こんにちは。

5月に入団させて頂いたのに、自己紹介がすっかり遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。

歳をとっているので、話せば色々沢山あるのですが、今回は入団までに至る経緯をお話しします。

 

クラシック音楽に突然目覚めたのは高校三年生の時で、文化祭でモーツアルトの交響曲第40番を聴いたのがきっかけでした。

チェロを始めたのは、大学オケに入るのと同時で、卒業後、市民オケで2年弾いた後は、20数年チェロに触れませんでした。

時間に余裕ができたのでチェロを再開して、9年程前に地元の市民オケに入りましたが、そこで右近先生に何回か振って頂きました。

1年程前に地元の市民オケを辞め、1年間は室内楽ばかりやっていましたが、やっぱりオケの曲ももう一度やりたくて、この度入団させて頂きました。

「入団するのなら、古典ばかりやる小ぶりなオケ。」と思っていたので、希望通りでした。

ところが私に関しては、耳はあまり良くない、楽譜もあまり読めない、リズム感も悪い、しかも手先が不器用、ときているので、現在すでに皆さんにご迷惑をお掛けしている状態です。

それでも、なるべく足を引っ張らないように頑張る所存ですので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。(AM)