2017練習納め(2017/12/29)vol65

投稿者: HCメンバー

12月27日の合唱団の練習を持ちまして、18世紀音楽研究会ハイドン コレギウムの2017の活動は終了しました。
合唱団は3月10日に向け練習中のドイツ・レクイエムをピアノ伴奏で通しました。
70分弱くらいでしょうか。タフで難しい曲ですね。
オケのほうはまだ通し稽古をしておりません。
そろそろやらないといけないですかね。
今年は幸い????なことに年末年始が短いので、年明けたらすぐに練習です。
そのことに幸福を感じつつ、、、

皆さま、
良いお年をお迎えください。

右近

ドイツレクイエムその2(2017/12/26)vol64

投稿者: HCメンバー

ドイツ・レクイエムは、通常のレクイエムがラテン語の祈祷文に従って作曲されるのとは異なり、ブラームス自身が選んだ旧約聖書と新約聖書のドイツ語章句が歌詞として使用されています。カトリックではなくルター派信徒だったブラームスは、1857年から10年をかけ35歳(若い!)の時にドイツ・レクイエムを完成させています。そして、ドイツ・レクイエムは演奏会用作品として作曲され、典礼音楽として使うことは考えられていないのだそうです。

ドイツ・レクイエムのことを何も知らないで聴いたり練習したりしていたので、これではいけないと思い少し調べてみましたが、ドイツ語の歌詞は勿論のこと、その日本語訳でも難しくてよく分かりません。聖書の知識が乏しいことが主な原因だと思われますが・・・。

歌詞全部ではなくても、表題だけでも何かの足しになるでしょうか?

第1曲「幸いなるかな、悲しみを抱くものは」

第2曲「人はみな、草のごとく」

第3曲「主よ、知らしめたまえ」

第4曲「いかに愛すべきかな、なんじのいますところは、万軍の主よ」

第5曲「汝らも今は憂いあり」

第6曲「われらここには、とこしえの地なくして」

第7曲「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」

(ウィキペディアより)

歌詞の全訳はウィキペディアの「ドイツ・レクイエム」の項目に載っています。  (A.M)

ドイツレクイエムの練習が始まりました(2017/12/10)vol63

投稿者: HCメンバー

今年はルターの宗教改革500周年です。

ドイツレクイエムはルターが訳した聖書から選んだ章句で構成されているそうです。

ルターがドイツのヴァルトブルグ城で新約聖書をドイツ語に翻訳した部屋は現在も残っています。

今でもラテン語で聖書を読むことは聖職者でも大変だそうなので、一般庶民が読めるようにしたことはすごいことです。

 

ヴァルトブルグ城には、歌劇「タンホイザー」の歌合戦にも出てくる大広間もあり、みなさんにも是非訪れてほしい場所です。

 

このようなことを思いながら、ドイツレクイエムの今後の練習を楽しみにしています。(A.U)

秋色深まる季節に(2017/11/12)vol62

投稿者: HCメンバー

 久しぶりにヘンデルの水上の音楽を聴きました。テムズ河上で舟遊びの際に演奏されている様子が目に浮かびました。休日爽やかな天気の中です。いま、秋色深まる季節で紅葉も徐々に増えています。この季節にふさわしい音楽でした。

昨日ハイドンコレギムの演奏会終わったばかりです。ミサ曲のパート譜は40ページにも及ぶ長い曲で練習は大変でした。聴きに来てくれた友たちから感動したと聞いてやり甲斐があったと思います。

これから来年3月に向けまた難しい曲の練習が控えていますが、緊張の連続があるからこそ、充実の日々が得られると思い、頑張っていきたいと決意を新たにしました。(H.E)

もうすぐ本番その3~ハイドン 聖チェチーリアのミサ~(2017/11/09)vol61

投稿者: HCメンバー

いよいよ今週末第14回演奏会本番です。

演奏会の後半はシンガーズとのコラボ。ハイドンの聖チェチーリアのミサです。

とてもきれいな曲なのですが、とにかく長い。

練習が始まった頃、家で楽譜片手に曲を聴き始めるのですが、アルファ波が大量に出るのか、猛烈に眠くなりどうしても最後まで聴くことができませんでした。

何度やっても大体17曲中8曲目くらいまでが限界なので、やむなく何度目かからは9曲目から聴き始めることとし、ようやく最後までたどりつくことができた次第。

おそらく初めて聞く方が多いであろう皆様はいかがでしょうか。ぜひ最後まで聴ききって(!)いただければと思います。

一方、弾く側とすると、この1時間を超える曲でありながら、ほとんどの曲を続けて演奏する形となっているため、休憩する間もなく楽器をずっと構えて弾き続けなければなりません。通しの練習が増えてくるにつれ、実に拷問のように辛い曲だということがわかってきました。

さて、当日は我々の気力・体力と皆様の忍耐力との闘いかもしれません。どのような結果になるのやら。。。。。(や)

もうすぐ本番その2”ハイドン交響曲38番「こだま」” (2017/11/04)vol60

投稿者: HCメンバー

今回演奏するハイドンのシンフォニーは38番「こだま」と48番「マリア・テレジア」の2曲ですが、ハイドンが作曲したシンフォニーにはこのように副題のついている曲が多く、過去にも私たちは、「朝」、「昼」、「晩」、「ホルン信号」「哲学者」「告別」等々、副題の付いた楽曲を手掛けて来ました。

今回の「こだま」は2楽章でセカンドヴァイオリンが、ファーストヴァイオリンの後をなぞってエコーを聞かせるというところから この副題が付いたようです。

聴かせどころはこの2楽章だけではなく、続く3楽章のオーボエソロと、4楽章にも時々顔を出すオーボエの存在なので、本番にいらした方は是非お聞き逃しなく!

面白い名前の付いたシンフォニーでは、82番の「熊」、83番の「雌鶏」などもあり、55番の「校長先生」は近々演奏する機会もあるのではないかと期待しております。

104番の「ロンドン」まで続けて演奏出来れば最高ですね!!  (TNMT)

もうすぐ本番(2017/11/01)vol59

投稿者: HCメンバー

もうすぐ本番です。

 

ハ長調ばかりのプログラム、

ホルンの高音、

オーボエの莫大なソロ、

そして長大なミサ。

3曲しかありませんが、演奏時間は2時間を超えるかもしれません。

しかし若きハイドンの覇気、そして野心があっという間に最後まで連れて行ってくれることでしょう。

 

プレイヤーズにとっても、

シンガーズにとっても、

私にとっても、

久しぶりに大チャレンジな演奏会。

 

手に汗握る2時間!

是非11月11日は、豊洲シビックセンターで僕と握手!

 

右近

 

ハイドンらしさを求めて(2017/10/20)vol58

投稿者: HCメンバー

いよいよ11月の定演が近づき、交響曲とミサ曲の練習がそれぞれ1回と、GPを残すのみとなりました。

交響曲の練習も仕上げの段階に入っていますが、指揮者の先生から度々注意を受けることの一つが「音の長さ、しまい方」です。四分音符、二分音符など「長すぎる!」「もっと短く!」と・・・。

それで、私たちは楽譜に書いてある四分音符にヒゲを加えて八分音符に変えたり、二分音符は塗りつぶし、付点を加え、さらには八分休符を付け加えて・・・などなど、音符を長く弾かないように注意をすることになります

 

音符を長く弾かないためには、ある程度のスピードをもって最初の音を弾いたらすっと抜く・・・というテクニックが必要になりますが、この「すっと抜く」という奏法が、ハイドンの音楽を作っていくうえでとても重要なポイントの一つではないかと私は思っています。とは言うものの、長すぎてもいけないし、短かすぎてもいけないし、なかなか難しいですが、「ハイドンらしさ」を求めていくには欠かせない要素の一つのように思います。

あと練習も数回ですが、少しでも良い仕上がりとなるように、楽譜を読み込んで練習に臨んで、本番を迎えたいと思っています。(kz53)

「マリア・テレジア」の楽器編成について~マリア・テレジアその2~(2017/10/16)vol57

投稿者: HCメンバー

「マリア・テレジア」という呼び名は、皇妃マリア・テレジアが1773年にエステルハージ家を訪問したときにこの曲が演奏されたことに由来する。以前はその頃作曲されたと考えられていたが、ヨゼフ・エルスラーによる1769年の日付を持つ筆写譜の発見により、作曲時期は1769年とされている。

この曲の編成について、上記筆写譜(パート譜)にはトランペットやティンパニは存在せず、Henleの新全集(今回演奏する版)においてもそれに準じたスコアとなっている。

そして、トランペットとティンパニが加えられた筆写譜も別に数点存在するとのことだが、ハイドンの手によるものかどうかは明らかではないらしい。

IMSLPを見ると、下記の2種類のスコアが掲出されている(以下、ホルンはすべてC管アルト)。

ドブリンガー版:同一楽譜に「ホルン2、トランペット2」と併記、ティンパニ

オイレンブルク版:ホルン2、トランぺット2、ティンパニ

 

ということで、とりあえず家にあった6種類の音源を聴いてみた。

 

  • ゴバーマン=ウィーン国立歌劇場O(SONY/1960~62)

録音はステレオだが良好とは言えず、弦も荒れることがある。スマートとは言えないがある意味で味わい深い演奏。編成はホルンとティンパニ。ホルンの突出した聴こえ方/巧さ(冒頭、メヌエットなど)は特筆すべきもので、時代的にベルガーが吹いているのかも知れない。

 

  • デレク・ソロモンス=レストロ・アルモニコ(SONY/1983)

ホグウッド以前の古楽器による団体で、Vn6、Vla、Vc、Cb各1という小編成。解説書には、A=430、ランドン校訂版使用と書かれている(編成はホルンとティンパニ)。テンポも速めで生き生きと引き締まった演奏を聴かせる。なお、メンバー表にはアンソニー・ハルステッド、マイケル・レアードなどの名前も見られる。

 

  • ホグウッド=ジ・アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(L’OISEAU-LYRE/1992.6,7)

これはトランペット、ティンパニなしのオリジナル編成。尖鋭さよりも中庸で優しさを感じる演奏。終楽章も速すぎることなく、ていねいに音楽を紡いでいく。ホルンはおそらくここでもハルステッドが吹いているのではと想像される。

 

  • アダム・フィッシャー=オーストロ・ハンガリアン・ハイドンO(Nimbus/1995.6)

第1,3,4楽章ではトランペットが主に聴こえるのでホルンは入っていないのかも。ティンパニあり。

メヌエット後半あたりからヴァイオリンをソロで弾かせたりするのは、この団体でよく聴かれるが、加えて今回は終楽章でもソロ・ヴァイオリンがコンチェルトのような効果をあげていておもしろい。演奏はいつもながら水準以上で美しいが、せっかくオケメンバーにWPh団員がいるのだからホルン版を聴きたかった。

 

  • ブリュッヘン=エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団(DECCA/1995)

編成はホルンとティンパニ。ホグウッドに比べ、シンフォニックで、このオケにしては(?)おとなしく、品格のある演奏となっている。ランドン版かとも思ったが、第一楽章45小節のフレーズをスラーなしにしていたりする。

 

  • デニス・ラッセル・ディヴィス=シュトゥットガルト室内O(SONY/1995~2006)

編成はトランペットとティンパニ(バッソ・ホルンも加わっているとの指摘もある)。

チェンバロも加わった現代楽器の小編成オケの演奏/全集で、技術的に劣るという訳でもないのだが、(全集に含まれる他の曲を聴いても)個人的にはいつも今一つピンとこない演奏が少なくない。

そしてこの演奏で最も驚いたのは編集ミス。編集の継ぎ目が分かるのは仕方ないとしても、あるはずのない箇所に余計な音符が入っていては困る。

具体的には、開始直後、第一楽章2小節目に135小節(再現部)が埋め込まれている。冒頭2小節目の低弦は何も弾かないのに、再現部では三拍半から入るため発覚したのだが、おそらく本番の冒頭で金管がミスったため、再現部のテイクと差し替えたのだろう。スコアを見ていなければ気がつかないとは思うが、何とも安直な制作姿勢には呆れる・・・。なお、繰り返した2回目の4小節目にも再現部のテイクが入っている。

 

 

なお、私は未聴だが、他にも下記のような編成による演奏があるようである。

○オリジナル編成(ホルンのみでトランペット&ティンパニなし)

マリナー=アカデミー室内O

グッドマン=ハノーヴァー・バンド

オルフェウス室内O など

○「ホルン+ティンパニ」の編成

ドラティ=フィルハーモニア・フンガリカ

ピノック=イングリッシュ・コンサート など

○「ホルン+トランペット+ティンパニ」の編成

バレンボイム=イギリス室内O

ファイ=ハイデルベルク交響楽団 など

(ホルン好きなファゴット吹き)

「高い」ホルン~マリア・テレジアその1~(2017/9/18)vol56

投稿者: HCメンバー

次回の演奏会で演奏する交響曲第48番ハ長調「マリア・テレジア」のスコアには「2 Corni in C alto」という指定があります(*1)。これは、「2本のホルン(C管アルト)」という意味を表します。

ではまず「C」。ハイドンの時代、金管楽器はまだ自然倍音のみのいわゆる無弁楽器であり、曲の調性によって奏者は楽器を持ち替える(または管を差し替える)必要がありました(ハ調の場合はC管の楽器というように)。

次に「アルト」。イタリア語で「アルト」は「高い」、「バッソ」は「低い」の意味です(*2)。

ハイドンの時代、ホルンのC管およびB管には、それぞれ「高い/低い」の二種類の楽器(同じ音符を吹いてもオクターヴの差がある)が存在していました(*3)。従って、ここでの指定は「高いC」のホルン、ということになります。

そして、この「高いC管」が指定されている(超高域パッセージが頻発する)故に、「マリア・テレジア」という曲は、ホルン奏者にとって おそらく最も難易度の高い曲の一つになっていると思われます(*4)。ホルンの高音域が出てくる曲として有名な、ベートーヴェン:交響曲第7番/第1・4楽章やモーツァルト:交響曲第29番/終楽章の最高音が実音Eであるのに対し、この曲では冒頭のファンファーレ始め、メヌエット、終楽章ではその上のGまで、さらに第一楽章最後ではAまで出てきます。

それらの音をちゃんと出すのはいかに大変なことであるか、ということをきちんと(イメージとして)理解した上で、周りの人間としては静かに声援を送りたいと思っています。(ホルン好きなファゴット吹き)

 

*****

*1)alto/basso を作曲家が明示しない時もあるので問題になるのですが、この曲の場合、1769年の日付を持つヨゼフ・エルスラーによる筆写譜には、はっきりaltoと書かれているそうです。

*2)声楽における「アルト」の成り立ちが、テノールとソプラノを響きの上で補うために、テノール声部の上(高い)に対置する声部として「アルト」が置かれた という経緯によります(下に置かれたのが「バッソ」)。

*3)「アルト」管および「バッソ」管の二種類の楽器が存在するのは、原則としてこの二つの調(B/変ロ調、C/ハ調)の場合に限られます(ただし大まかに言って、B管の場合はアルト、C管の場合はバッソが多い)。A管バッソやD管アルトというのは原則ありません(一部の例外として、モーツァルト:交響曲第19番変ホ長調K132にEs管アルトという指定あり)。

*4)以下のような記述がある「マリア・テレジア」の曲目解説もあります。

the work requires precise strings, excellent wind and especially risk-taking Hornist

ハイドンコレギウムへようこそその4(2017/9/6)vol55

投稿者: HCメンバー

五月に入団させて頂きましたのに遅ればせながらの自己紹介申し訳ありません。

ジュニアオケの時代からスタートしたアマチュアバイオリン人生も何となく限界を感じはじめましてそろそろ少しずつ火を消そうかな、と考えてた矢先に本当に偶然にこのオーケストラの存在を知りました。願ってもなかなか叶えられなかったオラトリオが演奏できる、との情報に気持ちが勇んでしまいました。練習開始の朝は早いし練習場所までは遠いし、等々心配もありましたが、兎に角頑張れるまでお仲間に入れて頂きたく宜しくお願い致します。ハイドンの曲に関しては演奏経験はほとんどなく何も知らないままの入団でしたが、これ又驚きの初体験です。右近先生の指揮棒の先から生まれでるハイドンの曲はとても優雅でビビッドそしてスマート、ちょっと速くて右手が混乱する時も有りますが、上手く弾けた時は全身の細胞が若返るのではないか、と思える程楽しくなってしまいます。。今更ながらハイドンの曲の楽しさに出会えた事嬉しく思います。

過ごしてきた長い人生の傍らにいつも練習嫌いなバイオリンがあり、でもそのお陰で沢山の出会い、素敵な体験もありました。右近先生そして皆様との出会いを感謝しております。(NM)

いつかやりたい曲(2017/8/26)Vol54

投稿者: HCメンバー

昨年スウェーデンのモーツァルトと称されるJ.MクラウスのSymphony を演奏し斬新な気持ちに浸る事ができました。

同様に18世紀はわがF.J.haydn以外にも逸品が山程あります。その中で特にやりたい曲を4曲上げましたので将来機会に恵まれる事を夢に見つつご紹介します。

 

GBサンマルティーニ (1700~1775) の交響曲 ニ長調JC11

正に18世紀元年に生まれた作曲家です。古典派交響曲の開祖とも称され多くの作品があります。共に有名な兄のジュゼッペの曲は正にバロックですが、彼の曲は肌色が違い正に古典です。この曲はポテトチップの様に味わい始めると、止めれなくなる感があります。2楽章はピリオド奏法が実によく生えます。

F・Jゴセック(1734~1829) の交響曲 ニ長調

 ゴセックのガヴォットでお馴染みですが、交響曲を30曲近く書いています。この曲は冒頭穏やかな序奏で始まると思いきや突然激しいパッセージへと移行します。この曲もサンマルティーニと同様、終始一貫してノンビブラートの音色での響きがたまりません。

 

C・F・アーベル (1723~1787) のフルート協奏曲 OP6

ドイツ生まれ作曲家兼ヴィオラダガンバ奏者でまたHaydnの作品をイギリスで初めて演奏した人であり、クリスチャンバッハと長らくコラボでコンサートをしていました。この曲を聴くと頭の疲労が一気に抜ける爽快感があります。

 

 

JMルクレール(1697~1764) の フルート協奏曲 OP7-3

フランス生まれ、バロック好きな人は一度は聞いた事のある曲だと思います。軽快なリズム感でテンションも上がります。

(ekusu)

 

ハイドンコレギウムへようこそ!その3(2017/8/6)vol53

投稿者: HCメンバー

なぜ入団したのか。理由はいくつかある。

ハイドンという未知の領域に挑戦したい。初心に返ってオーボエを勉強したい。新鮮な気持ちで演奏したい。

 

生まれてからハイドンと触れる機会はほとんどなかった。

小学生の時に聴いた驚愕という曲が面白かった。演奏では軍隊、ロンドン、時計をやったくらいだ。

 

世の中素晴らしい曲がたくさんあるのに、知らないで人生を終わるのも残念なことである。

ハイドンコレギウムに巡り合えたのも何かの縁、古き良き時代に思いを馳せ、音楽ができる喜びや幸せを表現できたらと思う。

(自分の演奏レベルとして)現実は厳しいが、土曜日の朝、すがすがしい気持ちでアンサンブルを楽しめるように頑張りたい。

毎回試行錯誤でご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。(A.U)

 

ハイドンコレギウムにようこそ!その2(2017/07/28)vol52

投稿者: HCメンバー

皆さま こんにちは。

5月に入団させて頂いたのに、自己紹介がすっかり遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。

歳をとっているので、話せば色々沢山あるのですが、今回は入団までに至る経緯をお話しします。

 

クラシック音楽に突然目覚めたのは高校三年生の時で、文化祭でモーツアルトの交響曲第40番を聴いたのがきっかけでした。

チェロを始めたのは、大学オケに入るのと同時で、卒業後、市民オケで2年弾いた後は、20数年チェロに触れませんでした。

時間に余裕ができたのでチェロを再開して、9年程前に地元の市民オケに入りましたが、そこで右近先生に何回か振って頂きました。

1年程前に地元の市民オケを辞め、1年間は室内楽ばかりやっていましたが、やっぱりオケの曲ももう一度やりたくて、この度入団させて頂きました。

「入団するのなら、古典ばかりやる小ぶりなオケ。」と思っていたので、希望通りでした。

ところが私に関しては、耳はあまり良くない、楽譜もあまり読めない、リズム感も悪い、しかも手先が不器用、ときているので、現在すでに皆さんにご迷惑をお掛けしている状態です。

それでも、なるべく足を引っ張らないように頑張る所存ですので、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。(AM)

 

 

一度やってみたかった。(2017/7/23)vol51

投稿者: HCメンバー

第13回演奏会が終わりました。

いつもうちの演奏会は地味だ地味だと言われているのですが、「てやんでぇ」と思っていて、実際曲聞けば地味なんてことは微塵もないわけで。。。。

ただ、ハイドンの交響曲全曲演奏を目指しながら、かつ、初期の作品を集中して取り上げているため、確かに有名な曲は少ないし、タイトル付きも少ないけれど、

やはりハイドンがたどった作曲家としての成長 を追体験するべきだと思うので、これからも地味なコンサートやるぞ。。。。と気合をいれつつ、

じゃあたまにはポピュラーコンサートをしようじゃねぇか!ということで組んだ今回のプログラムでした。

 

いやーーー楽しかった。 モーツァルトの39番はモーツァルトの交響曲のなかで一番好きな曲です。とにかく踊れ!踊れ!ダンスミュージックですね。

 

ベートーヴェンの一番はプレ・トークでも話しましたが、ピアニストの見せ場の作り方、じらし方が上手い曲です。

榎並さんががっちり弾いてくれたので、こちらも合わせやすかったし、ティンパニやトランペットが入り華やかな演奏となりました。

 

ハイドンの12、13番はハイドンのメロデ ィー・メーカーとしての才能を見せてくれる曲です。通常ならファースト・バイオリンとセカンド・バイオリンで会話が沢山あるのですが、

今回はそういうことが少なく、どちらかというと、ヴァイオリンと低弦、管楽器の3グループ間での会話が多かったです。そのため、ファースト・ヴァイオリンにかかる比重が大きかったのですが、

コンミスの塗矢先生が見事に演奏してくださいました。

またグループに分かれているということで、マスの力を使った表現を志向していることも指摘したいです。特に13番はホルン4本。やかましい!というくらい、伸ばしが多かった。

 

どの曲もダイナミクスの幅が極端に広く、とても派手なコンサート(違)だったのではないでしょうか?

モーツァルトの最後の繰り返しで膝が笑いそうになったのは内緒です(笑)

右近

本番一週間前(2017/7/14)vol50

投稿者: HCメンバー

ハイドンコレギウムの本番に向けての練習もあと2回を残すのみとなり、いよいよ終盤となりました。
今回は、ハイドンの他に、ベートーヴェンやモーツアルトにも挑戦したので、個人的にも思い入れがあり、
あと1週間でこれらの曲とお別れと思うと名残惜しく寂しい気分です。

そんなセンチメンタルな気分を一掃するようなコンサートに昨夜出かけて参りました。今回、ハイドンコレギウムのゲストコンミスである塗矢真弥さんがメンバーであるアンサンブル☆ステラの弦楽カルテットのコンサートを聴かせて頂きました。

今回は、メンバーそれぞれが、普段使用していらっしゃる楽器ではなくイタリアで作られた比較的新しい楽器を使用して演奏されるという初めての試みで、前半は、デュオの小曲を、後半は、カルテットを2曲演奏されました。

ハイドンコレギウムの一員である私としては、やはり最後に演奏されたハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」にくぎ付けになりました。
めりはりの利いた緩急ある音作りや弓使い、バランス、間の取り方など、普段私たちが追い求め、今後も求めていかなければいけないものを示して下さったかのようでした。

休憩時間にサービスして頂いたワインも大変美味しく、後半は気持ち良くなって寝てしまうのでは?と心配しましたが、きらびやかなイタリアの楽器の音色に終始覚醒しており、私のセンチメンタルジャーニーはひととき、イタリアに飛んでいました。

塗矢先生のご成功にあやかって、私たちも来週良い本番が迎えられますことを願っております。(TNMT)

合奏の楽しさ(2017/7/1)vol49

投稿者: HCメンバー

tanabata_amanogawa

合奏練習の楽しさってなんだろう。
休日の朝、会社に行くより早く起きて楽器かついで電車に乗る。
気がついたらもう30年以上これを繰り返している。
練習場、バラバラな音たちが、マエストロの棒、言葉でだんだん整ってくる。物理的な音の形だけではなく、direction が合ってくる。
「direction」とは、辞書には方向、目標、指揮などと書いてあるが、このdirection =音楽の方向性が合って行く過程が楽しい。
音の出だし、おさめ方、強弱、アーティキュレーション、フレージング、時代考証、音色など一音一音への思い入れが絡み合い、音楽の形を作って、そしてまとまっていく。
物理的に音を合わせるだけではないので、directionが合ってくると多少奏者が入れ替わっても、その場が自然と音楽をまとめてくれるような気がする。音程、テンポが多少ずれていても音楽の流れは切れない。
そんな瞬間を求めてまた楽器をかついで家をでる。  (FY)

 

 

ハイドンの練習につきまして(2017/6/8)vol48

投稿者: HCメンバー

7月の定演まであと1か月余りとなり、練習も回を追う毎に真剣味が増す時期となりました。

この時期になりますと、指揮者の先生からの細かい指示、注意事項(音の強弱・長さ、フレーズの切り方を始め、音符のしまい方、等々)が次々と出されて、私たちは、それらを何とか受けとめて、先生から要求される表現に少しでも近づけるように練習に励むことになります。

そうしているうちに、一見シンプルに思われたハイドンの音符の並びが(まるで息をflower_shibazakura吹き込まれたかのように)主張を始め、色彩豊かになっていって・・・そして、あの躍動的で豊かなハイドンの世界が段々と拡がっていく(ように感じる)・・・私は、この譜読みの段階が終わって楽譜を読み込んでいく、この時期の練習が大好きです。他のパートの音も次第に耳に入ってくるようになりますし、「今は管が主役・・・今はビオラ、今はチェロ・・・」と、合奏の楽しみも増してきます。

今回の定演は、塗矢真弥先生をゲストコンミスにお迎えしています。先生方のご注意、ご指示を心に留めて、客席の皆様にも喜んでいただけるような、良い演奏会となることを願っています。 (kz53)

 

今日の練習(2017/5/28)vol47

投稿者: HCメンバー

ハイドンコレギウムでは右近先生のおかげでさまざまな素晴らしいプロの演奏家との出会いがあります。

今日はご指導にバイオリニストの塗矢真弥さんをお迎えしての弦練でした。曲目はモーツアルトの交響曲39番とベートーベンのピアノ協奏曲1番が中心でした。flower_gaku_ajisai

ハイドンを主に演奏していてハイドンが大好きな私たちですが、モーツアルトもベートーベンもやはりすばらしい、そしてこの2曲が実はハイドンとは少し演奏のニュアンスがちがうところなど塗矢さんはきめ細かに教えてくださいます。

指導を受けながらプロの演奏家がどんなにひとつひとつの音に神経を使い、音楽の深い部分に気を配っているかが伝わってきます。

 

今回コンミスを務めてくださる塗矢さんからさまざまなものを吸収させていただき7月22日、本番のいい演奏に向けて練習に励みたいと思います。(k.k.)

 

7月演奏会練習報告(2017/5/15)vol46

投稿者: HCメンバー

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7月演奏会曲の作曲家はハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンです。同時代の人でありながら3人3様の人生を送っていた。今回ハイドンのシンフォニーNo.13は狩に出かけるような情景を描写していると指揮者の右近先生は説明している。なるほどなと思うし、ハイドンの明るい性格を思わせるような曲です。

今回のモーツァルト交響曲第39番とベートーヴェンピアノ協奏曲第1番もとても楽しい曲で練習日は気分を爽やかにしてくれる。春の季節にぴったりの曲です。

曲を細かく紐解きながら練習していると、普段聞き流している曲に新たな発見ができ、その都度感動を味わうことができる。

巨匠3人の曲に同時に接することで、生活環境の違いにより性格も違ってくることが分かる。ハイドンコレギムでは練習の楽しさだけではなく作曲家への理解を深めることができ、大変満足している。(え)