楽器とのかかわり、長い中断と再開(2016/5/29)vol9

この記事の投稿者: HCメンバー

さて、今回はライブラリアン特別顧問(勝手に任命)のTさんです。版の異なるスコアとパート譜には音の間違いをはじめ、アーティキュレーションの違いなどが多々あるのですが、その違いをチェックして総合的に判断して修正するという緻密な作業を進んで引き受けてくださる大変有難い方!です。

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  今から数十年前、中学の吹奏楽部ではユーフォニアムを吹いていたのですが、高校で管弦楽部に入り、オケにはユーフォニアムはないのでチェロかファゴットのどちらにしようか迷い、結局ファゴットを選択しました。しかし、学校には楽器が一本しかなかったため、最初にあてがわれたのはテナー・サックス。仕方なく、その年の秋の文化祭では「アルルの女」第一組曲のソロ(アルト・サックス)を吹いたりもしましたが、サックスという楽器はあまり好きになれませんでした。その後ファゴットに替わり、高校3年の夏までオケを続けることになります。

学校にあった楽器は怪しげな中国製。それでも一応全部の音は出たのですが、困ったのはリード。現在のようにすぐ使えるリードはまったく販売されていなく、先輩の先生が作ったリードをお手本に、自分で作るしかありませんでした。

大学でもオケに入りファゴットを続けようと、購入した楽器は旧東ドイツ製。入門用の楽器でしたが中国製よりははるかにまともで、その後のべ10年以上付き合うことになります。4年間に加え、社会人2年目くらいまでOBとして大学オケに参加、その後C区民オケからK大学OBオケに移って約2年間活動しました。

その後、諸事情によるひじょうに長い中断期間に入ります(一回楽器はやめたと言った方が適切かも知れません)。とはいえ、音楽から離れた訳ではなく、CDは年間100枚以上買っていたし、演奏会も結構通っていました。

楽器を再び始めたのは今から14年前。

きっかけは、大学オケの同級生だった友人がM銀行オケで弾いており、たまたまファゴットに欠員があったため熱心に誘ってくれたこと、さらにその時の指揮者が、私の(ファゴットの)先生だったことなどに因ります。今思えば、本当にこの時、再び楽器を始めて良かったとつくづく思っています。オケはその後の私の人生になくてはならない活動になった訳ですから・・・。

そのM銀行オケに加え、高校OBオケ、大学OBオケ、O区市民オケ、他オケエキストラなどで吹いているうちに約10年(その間に楽器も買い換えました)が経ちました。

そして2013年7月、ハイドンコレギウムの演奏会を聴き、ファゴットは特に募集していなかったにもかかわらず、無理やり入れていただくことになりました。

ハイドンコレギウムは小さな編成のオケのため、ある意味室内楽的なアンサンブルを楽しむことができ、やりがいもあります。そして、ハイドンの初期から中期までのシンフォニーにはファゴットの独立パートはほとんどなく、チェロ、バスと同じ譜面を吹いているのですが、これはこれで面白く、(ソロもないので)気楽に合奏を楽しませてもらっています。(FgT)

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HCP(ハイドンコレギウムプレイヤーズ)では団員を募集しています。

詳しくはこちらをご覧ください。

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