ハイドンコレギウムヒストリー(2016/7/06)vol15

この記事の投稿者: HCメンバー

さて、今回はインスペクターのHMさんです。みなさんそれぞれに楽器との出会い、人との出会いがあり、今があるのですね。この不思議な縁に感謝しつつ、少しでも心地よい音楽を皆さんに届けられますように♪

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komorebi

(第1回演奏会の様子)

今から丁度6年前の2010年7月10日にハイドンコレギウム・プレイヤーズ(HCP)の第1回練習が小田急線沿線のI氏邸で行われました。その時のメンバーで残っているのは、残念ながら指揮者の右近先生と私だけとなってしまいました。

それから今日まで、10回の定期演奏会、5回の東日本大震災追悼演奏会そして昨年実施した5周年記念演奏会等すべての演奏会に参加してきました。第1回定期は指揮者を入れて18人、そのうち現在もメンバーで演奏しているのは6人で、当然“全回出演者”でもあります。HCPメンバーも今では26人まで増えました。過ぎてしまえば、あっという間でしたが、年3回の演奏会を継続させていくというのは、かなり努力を必要とするものでした。その牽引力は“18世紀音楽研究会”の主宰者でもある右近大次郎氏と、仲間であるハイドンコレギウム・シンガーズのインスペクタのF女史の力に負うこと大であると実感しております。この場を借りて改めてお二人にお礼申し上げます。

私がVnを習い始めたのは小学4年の春です。すぐ上の兄が昔習っていた時に使っていた中古の分数(3/4)楽器があった為で、なければ今日の私はなかったと思います。楽器は途中でフルサイズ(東ドイツ製)に買い換えました。当時、公務員であった父の給料では、決して安い買い物ではなかったと記憶しておりますが、母が父を説得してくれた由。

高校3年の初めまで先生についていましたが、受験勉強で中断しました。高校2年の時、「イ・ムジチ合奏団」が来日して開催された、旧産経ホール(大手町)での演奏会のチケットを母にねだって買ってもらい聞きに行ったのを昨日のことのように覚えております。“Vivaldiの四季”に感動しました。この刺激がもとで、一年前に創部されていた弦楽合奏団に積極的に参加するようになり、NHKのコンクールにも出たことがあります。それも、あろうことか指揮者で。曲目はバッハの組曲2番から。(勿論予選だけで敗退しました。)

時は半世紀程飛び、6年前に新宿文化センター大ホールで右近先生にお会いしたのが、今のHCPの活動に参画するきっかけとなりました。昔から、気の合ったメンバーでバロック・古典物を少人数のアンサンブルでやりたいという願いが、古希を迎えるこの年になってから実現できるとは、と感慨無量の昨今です。我儘を聞いてくれた天国にいる母に感謝です。(HM)

musicHCP(ハイドンコレギウムプレイヤーズ)では団員を募集しています。

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