我が家の面白楽器その4~サイレントヴァイオリン~(2017/1/21)vol37
この記事の投稿者: HCメンバー
今回のテーマは「楽器について」ということなので、現在、私が家での練習用として使用しているヤマハのサイレントバイオリンについて書いてみようと思います。
今から10年ほど前、私は夫の仕事の都合で静岡県の浜松市に住んでいました。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、浜松市はヤマハ発祥の地であり、当地を代表する企業の一つでもあります。中心街にはヤマハの立派な店舗があって、当時、市民オケに所属していた私は、ちょくちょく訪れては楽器を見たり、楽譜を見たり、また、上階の小ホールで開かれるコンサートを聴きに行ったりしていました。
当時の住まいが(今もそうですが)集合住宅ということもあって、大きな音を出して練習するのは難しい環境でしたので、思い切って、家での練習用としてサイレントバイオリンを購入することにしました。
サイレントバイオリンを出力端子につないでイヤフォンで聴くと、驚くほど大きな音が聞こえますが、私は普段は何もつながない状態で、普通バイオリンと同じようにして弾いています。ヤマハの説明書によると、音量は普通バイオリンの10分の1程度に抑えてあるとのこと。
弦はサイレント専用のものを使っていますが、弓については、サイレント専用もあるようですが、普通の弓で対応できるとのことなので普通の弓を使っています。4つの弦すべてにアジャスターがついているのも特徴の一つです。
さて、サイレントの使い方ですが、私は新しい曲の練習を始める際、フィンガリング(指使い)をあれこれ試している時、「どういう指使いが一番音程が確実に取れて、しかも弾きやすいか」、または「ポジションの移動が必要ならばどこでするのが良いか・・・」等を研究する時に多く使用しています。ただし、弦楽器に共通することですが、回数多く弾きこめば弾きこむほどに楽器自体が鳴ってくる、という面もありますので、演奏会が近づくと、普通のバイオリンで練習する機会を増やすようにしています。
いよいよ3月の演奏会に向けて本格的な練習も始まりました。これからもサイレントと普通バイオリン、賢く使い分けをしながら練習を続けていきたいと思っています。(Kz53)
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