ドイツレクイエム練習報告(2018/01/20)vol67
この記事の投稿者: HCメンバー
右近先生海外出張中のため、2週続けて代わりの先生にご指導いただきました。
1/13の弦練では、2小節くらいごとに止めては指示をいただき、何度も繰り返し練習しました。その中でp、pp、f、ff等をきちんと弾き分けること(特にfで大きくしすぎない)、デクレッシェンドをきちんとやること、など日頃、再三注意されていることのほかに、全体の和音の中で自分がどの音を分担しているのか、バランス、音程、音色などについて「次に来る和音を想像してから音を出して」、とか「体の中にいったん周りの音をいれて」、とか「テンポはあっているけど音色や弾き方がばらばらだからあっている感じがしない」、など様々な表現で御指示をいただきました。そのような中で他パートの音がだんだん良く聞こえるようになり、ブラームスらしいやわらかな音色の世界が少し見えたような気がしました。演奏というのは一時も気を抜くことができず本当に神経を使って集中しないといけないのだと思い疲れましたが、心地よい疲れでもありました。また、あるか所の3連符の最後の音の弓のスピードを少し遅くすることでブラームスのためらいみたいなものが表現できるという指示ではまさに実感することができ、大変興味深く感じました。
1/20の練習は、全体練で人数が大幅に増え、人数に対し部屋が狭かったこともあり、音があふれかえっている感じがしました。人数が入るか入らないかだけでなく、練習場所はある程度余裕のある広さが必要だと思ったことでした。
また、テンポが少し速かったのか元気いっぱいの運動会みたいな演奏になってしまった気がします。本番までにはブラームスらしいベールが一枚かかったような大人の音色の世界を表現できたらいいなと思います。(や)
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