ハイドンコレギウムへようこそ!(2018/04/10)vol75

この記事の投稿者: HCメンバー

はじめまして、コントラバス新入団員のYSIです。3月の感動的なドイツレクイエムに参加させていただき、そのままお世話になることになりました。大学でバスを覚えてから四半世紀、ずっとシンフォニーオケで弾いてきましたが、そろそろ演奏曲目も2週目3週目となってきていました。それはそれで自分の変化を感じられて楽しいのですが、年齢を重ねてくると面白いことに、昔は見向きもしなかった古楽系の小さなオケ、さらにはカンタータのような歌の伴奏にも興味を持ち始めました。奏者募集サイトを閲覧していると、ハイドンを中心に古典からバロックを演奏し、常設の合唱団まで備えているという稀有な楽団を発見しました。さらに練習はなんと午前中・・・。アマオケの練習は週末の午後や夜間が普通ですが、そうなるとその日の予定がなかなか立ちません。「午前中に練習あればなあ」とずっと思っていたところでした。これは天命と勇気を出して電話し、末席に加えていただいたわけです。こんな飛び入りでは誰も知り合いはいるまいと思っていたら、昔参加していたある企業オケの方がいらして大変驚きました。恐縮にも私のことを覚えていてくださり、昔話もできて大変嬉しかったです。さらに予想外だったことは、練習場所が自宅から大変近いということ。これまでは片道1時間以上かけて公共機関を駆使して楽器を運んでいましたが、先日は生まれて初めて徒歩で練習に参加しました。夢のようです。
次の演奏会へ向けてハイドンプロの練習が始まっていますが、団員みなさんの熱心さと右近先生の的確かつユーモア溢れる指示に毎度感嘆しています。私は楽団がこれまでに培ってきた「語法」が身についておらず、解決音を大きく弾いてしまうなど不勉強さが露わです。長らく集団で弾いてきたせいで、1人で弾くときの音質や音量に困ることも多々あります。できるだけ溶け合って響くように演奏したいのですが、まだまだ精進が必要です。

最後にハイドンの好きな曲ですが、実はハイドンはオケで3曲しか演奏したことがなく、ほとんどの交響曲は聞いたこともありません。知っている中でなら、大好きなフルトヴェングラーの録音でV字ですか。ピアノ曲でしたら「アンダンテと変奏」ですね。様式美の中にロマンチックさがほんのり漂うのがハイドンの魅力かと思います。今後ともよろしくお願い致します。(YSI)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

トラックバックURL:
https://haydn.jp/2018/04/%e3%83%8f%e3%82%a4%e3%83%89%e3%83%b3%e3%82%b3%e3%83%ac%e3%82%ae%e3%82%a6%e3%83%a0%e3%81%b8%e3%82%88%e3%81%86%e3%81%93%e3%81%9d%ef%bc%81%ef%bc%8820180410%ef%bc%89vol75/trackback/