士幌とHaydn(2016/6/6)vol10
この記事の投稿者: HCメンバー
さて、今回はタバコとギターを愛するekusuさんです。音楽よりゴルフが大事なんじゃないの?と思うことも時々ありますが、ハイドンのこと好きだったんですね・・・!
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皆さんも様々な人生経験の中で培われた音楽からの影響、内面の処理の仕方があるかと思います。
私の音楽とのつき合い方は大分変わっているかもしれませんが、自然と音のみの空間に身を置く事です。そこは人間も物語も音楽理論も介在しない空間です。そこに身を置き五感で音と対峙し無の状態で癒され、それが明日への活力となる、いわゆるパワースポット的な存在がある事が生きがいの一つになっています。
従って音楽を聴く場合はその場所が大きく影響します。
特に思い入れのある曲はその場所以外で聞く事は封印されるのです。
私は北海道に暫く住んでいた事があり、曲とスポットの出会いが度々ありました。その中でも、Haydnの作品は士幌周辺が実によく合います。(もっとも私見では彼の50代以降の作品は世俗的になり合いにくい)
ウィーンでHaydnの家に行き足跡を辿ったりした事もありますが、それより日本人の私的には彼がこの地方に住んで曲を作っていたと解釈する方が自然だと妄想を描いてしまう程です。
士幌をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、帯広の北、30~40キロに位置する十勝平野にあり周囲には糠平、菅野といった有名どころの秘湯があります。
エゾ杉が直線的に連なる平らな大地、牧草を食む牛、上士幌の山々、土の匂い これと相まって彼独特の節回しが牧歌に聞こえてくるのです。
そしてこの場所で私が最も大切にしているのが フルート協奏曲ニ長調 Hob.VIIf:D1です。これは彼にとって唯一存在するフルート協奏曲ですが、実は同時代にウィーンで活躍したレオポルド・ホフマン作ではないかと議論が分かれています。しかし誰も真実は突き止めておらず疑惑は永遠のものとなりつつあります。1、3楽章は他に見られないような独特のリズムで進行します。又2楽章は何物にも代えがたい美しさがあります。私が感じるにホフマンの他の2曲のフルート協奏曲も聞きましたがHaydn独特の感覚に近いと勝手に思っています。
これ以外にも北海道にはそんな感性にうったえる魅力のあるスポットが満載しています。
今一、訳の分からない事を書き連ねましたが、皆さんもいづれかに限らず此処はこの曲と合うという拘りがありましたら教えて下さい。行ってみます。(ekusu)
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