合奏の楽しさ(2017/7/1)vol49

この記事の投稿者: HCメンバー

tanabata_amanogawa

合奏練習の楽しさってなんだろう。
休日の朝、会社に行くより早く起きて楽器かついで電車に乗る。
気がついたらもう30年以上これを繰り返している。
練習場、バラバラな音たちが、マエストロの棒、言葉でだんだん整ってくる。物理的な音の形だけではなく、direction が合ってくる。
「direction」とは、辞書には方向、目標、指揮などと書いてあるが、このdirection =音楽の方向性が合って行く過程が楽しい。
音の出だし、おさめ方、強弱、アーティキュレーション、フレージング、時代考証、音色など一音一音への思い入れが絡み合い、音楽の形を作って、そしてまとまっていく。
物理的に音を合わせるだけではないので、directionが合ってくると多少奏者が入れ替わっても、その場が自然と音楽をまとめてくれるような気がする。音程、テンポが多少ずれていても音楽の流れは切れない。
そんな瞬間を求めてまた楽器をかついで家をでる。  (FY)

 

 

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